T.O.さん(2月1日〜2月28日)4週間
英語が苦手なのに留学
《私が留学をしようと思った理由》
私は、英語を話すことはこれから必要になり、また話せることができれば、自分の将来の選択肢が広がると思ったからです。
正直、文系である私は、これといった専門技術もなく、一つでも生きるための武器がほしかったということもあります。
《留学前の準備》
実は留学前に英語の勉強をこれといってしませんでした。というよりは、ほとんどできませんでした。
2015年2月1日から留学が決まっていたのですが、大学の試験が1月末まであったため、その対策準備に追われていました。
では、英語が得意だったかというとそうでもなく、むしろ苦手でした。中学から苦手意識が強く、大学受験の時でも最後まで英語が足を引っ張っていたほどです。
「そんな英語力で海外に行っても大丈夫か?」とは思ったのですが、同時に開き直りました。
『もうここまで来たら、向こうで本気で勉強すればいい』
結局、渡航前は、基本フレーズを繰り返し発音し覚えるといった本と、大学受験の時使っていた単語帳を時々ペラペラめくって読むぐらいのことしかしませんでした。
《渡航前の心境》
正直、渡航前にこれといった緊張は感じませんでした。
英語力に関しても開き直っていたし、その他の心配事もどうにかなるだろうと思っていたからです。
むしろ、そう考えた方がいいと思いました。
今までで経験のないことを、想像で解決しようとしても限界があるし、時間の割に合わない。それに、大学の試験もあったので、今考えるのはやめよう、と考えました。
「むしろ、これから起きることを臨機応変に対処できれば、大きな経験になるのではないか」と、考えることにしました。
緊張を感じなかった理由に、渡航先のフィリピンに個人的な興味があったこともあります。
フィリピンの文化や人々、生活や環境そして経済などに単純に興味がありました。
フィリピンという国を肌で実感したかった好奇心や気持ちが、緊張などのネガティブな感情より優っていました。
《渡航決断の瞬間》
このような感じで、英語の勉強とフィリピンのことを直に知るために留学を決めました。
肌に合っていたフィリピン
《ルームメイトについて》
まず、留学しょっぱなから飛行機が遅れ、夜遅くに到着するというスタートでした。
深夜1時にやっと着き、説明を受け終わってから自分の部屋のルームキーをもらい、おそるおそる入ってみるとすでにルームメイトたちが到着していました。
ルームメイトを初めて見たとき、僕は正直焦りました。
なぜならルームメイトの1人は、胸と脇にタトゥーを入れた台湾人、もう1人はものすごくガタイのいい韓国人だったからです(後で聞いたのですが、台湾ではタトゥーは珍しいものではなく、韓国では徴兵制も関係あって体を鍛えることは普通だそうです)。
ただ、初対面では圧倒されたものの、二人はとても良い人たちで、また英語が上手く、留学中に多くのことを教えてもらいました。今回の留学は2人のお蔭で意味あるものになったといえます。
今回、色々な人の話を聞いて思ったことは、留学の良し悪しはルームメイトが鍵 だということです。
ルームメイトと気が合わなくて、余計な悩み事が尽きず、英語の勉強に集中できなかった人もいました。
それと、同じ国籍の人とはルームメイトにならない方が良いでしょう。
せっかく学校で英語を勉強しても『実生活で英語を使わないのなら留学した意味がない』です。
その点、僕はルームメイトに恵まれたので運が良かったといえます。また、多くの友人にも恵まれたので、今回の留学はその点からみるととても良いものでした。
《環境について》
2月のフィリピンはとても過ごしやすく、正直言って日本にいるときより体の調子は良かったです。
気温も、湿度も高いわけではなかったので、不快指数は低かったです。
ただ、車社会なので空気はとても汚く、また蚊が大量にいました。道路も舗装はされているのですがかなりデコボコで、信号があまりなく、車が通っている道路を普通に横切っていました。
最初は、日本の環境とは全然違うことに戸惑うこともありましたが、段々と慣れていき、むしろ日本とは違う、おおざっぱな感じが気に入り、好きになりました。
《フィリピンの人々について》
フィリピンに行く前は、詐欺やスリの話を多く聞いていたので心配でした。
正直、若干そういうことが身近であったとは聞いたこともありました。
でも実際は、多くのフィリピンの人たちはとても明るくて親切でした。話をしていても陽気で、今でもFacebook(フィリピン人のほとんどはFBをしています)を通してチャットをしています。
彼らの多くは、こちらが会話をしようとする意志があれば、気軽に話をしてくれます。
《実際に現地に行ってみて》
初めての海外生活で「はじめ」はどうなるかと思いましたが、良い友達にも恵まれ、日本とは違う刺激的な環境で、楽しい留学生活を送れました。
留学中に意識した勉強法
《留学先のプログラムについて》
私が留学したところのプログラムは、
一日、マンツーマン100分×3+グループクラス(最大4人)100分×1の計4クラスでした。
フィリピンの留学で魅力的なのは、比較的安価で、マンツーマンレッスンを受けられることにあると思います。
フィリピン留学のマンツーマンの魅力を箇条書きすると
・自分のレベルに合わせた学習ができる・わからなくても何度も聞き直せる
・間違いをすぐに指摘してもらえる・人見知りでも、話せる(むしろ話せざるを得ない)
・他人の目を気にせずにすむ
・先生と仲良くなれる
といった感じです。
よくグループレッスンだと、わからなかったところや、気になるところ、自分の文法や表現が正しいかなどを聞けないことも多々あると思いますが、マンツーマンだとそういった心配はありません。
また、先生と自分だけなので黙っているだけで授業が終わることもありません。
グループレッスンでは、同じ英語レベルの生徒と楽しく会話しながら学べ、個人レッスンで学んだ表現をアウトプットできる場所として活用できます。
《自分の欠点》
フィリピンで授業を受けて思ったことは、自分は全然英語が話せないということでした。
あまりにも話せず、自分で問題点を探した結果、頭の中で文法を組み立てるのに時間がかかることや、変に複雑な文章を考えてしまうことがわかりました。
そこで、2つの対策を練るようにしました。
まず、渡航前にも使っていた、基本フレーズを繰り返し発音して覚えるといった本を重用すること。
もう一つは、英語が上手な友達が話しているフレーズをよく聞き、真似してしまうことです。
留学してみればわかると思いますが、日常生活で使う表現は大体決まっています(そしてそれが、意外とスラスラ出てこない)。なので、まずはそれらを使えるよう意識することをお勧めします。それだけで、英語が少し身近に感じられるようになります。
発音・アクセントは、、、、簡単には治りません…….仕方ないです。
わずか1か月の留学でしたが、英語に対する苦手意識の軽減、身近に感じられるようになること、英語力の底上げなど、とても実りある1カ月となりました。
フィリピン留学を終えて
《感想》
僕にとってこの留学は2つの点からとても充実したものになったといえます。
まず、もちろん英語に関して、そしてもう1つは、フィリピンという国について実際に肌で感じることができたことです。
英語に関しては…
・語学力を向上させることができた
・英語を使うことへの抵抗軽減 など
とても実りある留学となりました。
もう1つ、フィリピンという国を知ることができたのは、とても大きな収穫でした。
実際のフィリピンの生活を目の当たりにしたり、経験したり、現地の人と友達になり話すことで、今まで知らなかった多くのことを学ぶことができました。
《これからの意気込み(英語に関して)》
もちろんこれからも英語に関しては、もっと勉強しなければならず、もちろん続けていくつもりです。
ただ、今までと違い留学を通して英語に対する苦手意識を軽減できたので、英語に対する姿勢は今のほうが良いです。
しかし課題もあります。それは、留学後の語学力の低下です。やはり生活の中で英語を使わない日本では、どうしても英語力は落ちていきます。
そうした課題を対処するためにも色々と考えていきたいと思っています。
《将来へのビジョン》
僕は、今回の留学を経験したことで、海外での仕事や東南アジアについてさらなる興味を持つようになりました。
まだ具体的なことは組み立てられていないのですが、今年の夏に学校の授業を利用してベトナムに2週間行ってみようと思います。
まだまだ、ビジョンは具体的、現実的ではないので、大学生活を通して多くのことを知り、経験していこうと思っています。
《最後に…》
今までのブログを読んでいただきありがとうございました。僕の拙文が皆様の参考になれば幸いです。
T.O.
留学生ブログ:フィリピン留学で学んだこと【おわり】
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