M.K.さん(2月1日~2月28日)4週間
英語をものにしてやりたい!!
中学から英語を勉強してきて8年。
中学・高校と英語は苦手だったので、苦手な英語と大学では英文学科に進みましたが、気付いたら大学生活も終わりを迎えようとしていました。
美容院で大学の話をする度に「英語ペラペラなんですか!?」と言われても「いや、全然なんですよ…」と答える始末。
「卒業するときには英文学科生をして胸を張って『英語が得意です』と言えるようになりたい」というモチベーションはどこへやら。
このままではそんな決意も夢で終わると思いました。
そこで Reading、Listening、Writing、Speakingの4つのうち1番『Listening』が苦手だった私は大学のListeningの授業の後、こう思いました。
「英語しか話されていないとこに行けば耳も慣れるんじゃない?家で教材のCD聞いてもつまんないしなぁ」
こんなズボラな考えがフィリピン留学を決めた根底の動機でした。
さっそく、生協で留学のパンフレットを集めました。
ありがたいことに、母は私が大学に入学したときから「いつか留学に行ったら?」というスタンスでした。
と言っても、私にとっては初めての海外。
「フィリピンなら同じ北半球だし、時差もほぼないし、いざとなったら飛行機ですぐ帰れそう(飛行機で5時間ですが…)」と思い、行先をフィリピンに決めパスポートを作るところから始まりました。
語学研修前にいろいろ勉強して行こうとは思っていましたが、前日まで大学の期末試験と普段の課題。
とても自習の時間は取れませんでした。
楽しみよりも不安が勝った面もちで成田空港へ向かい、まっさらなパスポートとともに私の初海外、初語学研修が始まりました。
( 写真:初めて見た国際線の飛行機 )
これがフィリピン!!
マクタンの空港に到着したのは深夜1時を回ったときでした。
これから滞在する寮の方が迎えに来てくださり、車に乗りました。
その車の跳ねること跳ねること。道はでこぼこしていますし、信号も無いのでスピードを出すのです。
日本じゃないなぁ〜。
行ったのは2月でしたが、滞在中ほとんど雨は降りませんでした。朝干した洗濯物はお昼には乾きます。
「ここ、フィリピンなんだなぁ」と、しみじみと実感しました。
休日になるとちょっとした観光を楽しみました。モールへ行ったり、海や島へ行ったり。…ジンベエザメと泳げるそうですよ。
さすが、セブ!
そして、なにより感動したのがマンゴーシェイクです!某人気カフェのトールサイズで25ペソ。日本円で100円弱。
観光客向けのお店から、地元の人も買いに来るお店もあります。
カップに名前を買いてくれるお店もありました…間違ってましたけど。
日本でマンゴーフレーバーのものは食べられなくなるぐらい、フィリピンの方が絶対に美味しいです。
これぞ、フィリピン!!
他の食べものは本当に色々です。あえて書きません。
何が美味しいか、何が口に合わないか。どう食べるのか。何が原材料か。やっぱり自分自身で経験することが大切です。
私自身も「海外ってこういうことか」と感じました。
それもまた、留学の醍醐味だと思います。
(写真:感動のマンゴーシェイク)
英会話と思い出と、新たな発見
日曜日の深夜にセブに到着した私は、夜が明けた月曜日、他の日本人の学生5人と英語のレベルチェックテストを受け、火曜日から授業が始まりました。
私に割り振られたレベルは下から2つ目。
参考までに客観的な評価を挙げると、TOEICで650点、英検2級、ごくごく簡単で単純な会話はできるけど、具体的に何かを伝えようとすると頭の中で文を組み立てる時間がかかる、といった具合です。
私の時間割りは1コマ100分で、文法、会話、グループクラスが1日に1コマずつでした。
文法は特に難しくはありませんでした。高校までで一通り習っているので、新しく知るのは”watch”と“see”と“look”など、単語の微妙な意味の違いです。
授業開始2日目ぐらいに、「私は一通りこの文法は習っているので他のことをしたいです」と伝え、先生も理解してくださったので、その後は今までに見たことのない単語の勉強や先生との会話をしていました。
なにぶん、この先生はオーストラリア英語を話す先生でしたので会話が苦手な私には苦戦する100分でもありました。
「p」が「f」の発音に、「th」が「t」の発音になっているのだと気付くには1週間ほどかかりましたので…。
普段、馴染みのない英語に触れる機会でした。
会話はひたすら先生とおしゃべりです。おしゃべりして、慣用表現、会話表現のワークをして、先生の質問に答えて、というのをやっている間に時間は過ぎていきます。
人と話しをするのが大好きな私にはとても楽しい時間でしたが、部屋に入って一言目 ”Hello” と言ったときに “L” の発音が違う、”Japan” の発音が “Japang” になっていると注意されたときにはさすがにへこみました。
挨拶すらできないのか、自分の国すらちゃんと言えないのかと。
グループクラスは本当に楽しいです。国籍も年齢もバックグラウンドも違う生徒4人と先生の計5人でおしゃべりです。
違う考え方、文化、常識に出会います。各国の手遊びで盛り上がった日もありました。
でも、これはグループクラスだけに限りません。寮の食事や自由時間にも同じ体験、発見をします。
日本人同士がやる超高速「アルプス一万尺」をキャッキャとしながら見てる韓国のお姉さん、ふなっしーが好きな台湾のお兄さん、表参道に新しいスイーツのお店がオープンしたと日本人の私より先に知ってるお兄さん。
ちょうど旧正月を挟んだので、“韓国式お正月のご挨拶の仕方”に巻き込まれたこともありました。
韓国のお父さんお母さんに旧正月の挨拶を動画で送ったら、帰ったときにお年玉をもらえるから、と。
先生、留学生1人1人との思い出があります。学校に行ってる時間だけが勉強ではありません。
セブで学んだのは英語だけではありません。楽しい経験、思い出をいっぱいもらいました。
もうここに書ききれないくらいいっぱい。全部は書けません。書きません。
どうぞ私がした楽しい経験を、新たな発見を、私がまだしてない体験を、次はこのブログを読んでくださっているみなさんがしてきてください。
(写真:グループクラス集合写真)
継続は力なり!
4週間のセブでの生活を終え、4月から大学3年になりました。
正直、1ヶ月語学研修に行ったからと言ってペラペラにはなりません。劇的にTOEICの点数が上がることもありません。
でも、こうなりたいな、英語でこういうことをしたいなというのは以前よりはっきりしました。
自分言いたいことがスムーズに言えないもどかしさが悔しかったですから。
もう一度、海外で英語の勉強をしたいとも思います。でも、海外でなくても英語の勉強はできるということに気がつきました。
日本でも英語に触れる方法を知りました。
海外に行くほどの金銭的、時間的余裕がなくても勉強できます。海外に行くチャンスも今しかないわけではありません。
新学期初日の4月8日、大学から帰ろうとしたとき、駅で1人の男性に出会いました。
“ Can you speak English? ” と周りの日本人に尋ねては “ No… ” と断られている男性に。
英文学科のプライドとセブでの好奇心が沸き起こり、私はその人に話しかけました。
話しを聞くと、トルコから親戚に会いにきたとのこと。電車の乗り換えを教えてほしいとのことでした。
流暢な英語ではありませんが、ちゃんと通じました。そして途中までおしゃべりしながら電車に揺られてきました。
別れ際に感じたのはやはり、英語でしゃべることの楽しさと、思った通りに言葉にできない悔しさ。
この2つを感じるかぎり、英語の勉強はつづくのだろうなぁ、と。
(写真:修了証書がもらえます。みんなの弟、台湾のEくんと)
M.K.
留学生ブログ:英語をものにしてやりたい!!【おわり】
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